本作は、80歳のホームレス画家と若い女性監督、そして監督の飼い猫との奇妙な共同生活から紡ぎ出された、ひとりの日系人の波乱の人生を描いたドキュメンタリー。 2001年、まだ春遠い厳寒のニューヨーク・ソーホーで、監督は日系人ホームレス画家のジミー・ツトム・ミリキタニと出会い、猫の絵をもらった。80歳の彼は「お金はいらないから、わしを撮ってくれ」と言う。 「グランドマスター」を自称するミリキタニをビデオ...
2011/12/01
舞台はレバノン共和国の首都・ベイルートのある小さなエステサロン。20代から80代までの女性5人の恋愛、結婚、セックス、不倫、老いという世代バラエティに富む悩みと喜びを描いた作品。 レバノンってどの辺だっけ?と思う人もいるかも知れない。イスラエルの北部に位置し、国土は岐阜県くらい。ベイルートはかつて、「中東のパリ」と謳われた。しかし、1975~1991年の内戦で街の半分以上が崩壊。復興途上の2006...
2011/12/01
パリ郊外の緑に囲まれた邸宅の中庭で、75歳になったエレーヌ(エディット・スコブ)の誕生日を祝うランチ・パーティーが開かれている。 孫たちが歓声をあげて走りまわる騒々しい宴で、経済学者の長男・フレデリック(シャルル・ベルリング)と次男・ジェレミー(ジェレミー・レニエ)は「家の中を走らなくて済むだろ」と子機付電話を贈る。ニューヨーク在住デザイナーの長女・アドリエンヌ(ジュリエット・ビノシュ)が、大叔父...
2011/12/01
著者は「稀な難病にかかった大学院生女子、現在26歳」だ。全身に炎症を起こす原因不明の自己免疫疾患で、薬で抑制して付き合っていくしかない。 福島県の山間の集落に育ち、フランス哲学にあこがれ東京の大学に入学。だが、ビルマ(ミャンマー)難民と出会い、難民支援活動にのめり込む。ビルマの開発と人権をテーマに卒論を書き、ビルマの地域研究をするため大学院に進んだ。 「難民研究女子」に異変が起きたのは2008年...
2011/12/01
宗教を研究してきた著者が80歳になり、「性根を据えて自分の死と向き合わねば」と考えたとき、いのちの最後の締めくくり、人生のけじめとして浮かんできたのが「始末」という言葉だった。 死にいたるきっかけは自分で決めることはできないが、死期が近づいてきたと自覚できるときは、「断食のようなかたちでそのときを迎えたい」と言う。死にたがっているのではなく、「いよいよのときというのを、自分で決定したい」という死...
2011/12/01